バンドマンっぽい日記を書こう

お知らせ

 

作者取材のため本日のヒロイワマニアーナは休載させて頂きます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※代打でひろしマニアーナのひろし先生が寄稿してくれました

 【バンドマンっぽい日記を書こう】

 

皆様、元気ですか?

僕は持病のファルセットがかった美声に悩まされています。

おはよう日本、ひろしです。




先日、気になるアンケート結果を目撃した。



『こんな男が好きBEST3』(オリコン調べ。対象・五反田で働く風俗嬢)




3位


優しい男



2位


イケメン




そして第一位が






『バンドマン』





これは朗報。


知っている人は知っていると思うが、俺は様々なバンドを渡り歩いてきた


正真正銘の『バンドマン』

絵に書いたような『バンドマン』

好きな映画は『バットマン』

怪我をしたら『カットバン』




というわけで、バンドマンっぽいコラムを書いてみようと思う。

これでモテなかったらオリコンを訴え、相手取り、風俗嬢は一人残らずチョッピングライトで薙ぎ倒すつもりである。




スタート!










謎の騒音で目を覚ました。

その騒音の招待がわかるまで時間はそれほど必要ではなかった。


はは、ヨシキのやつ。

朝から8ビートを刻みやがって。



そんなヨシキの8ビートがシンコペーションを交え始めた時、俺は布団から出た。


目覚めはもちろん、冷たいライトハンドを一気に飲み干す。

これで一日の始まりが一発録りだ。



今日の予定は友達と公園でグラインドハードコアをする。

それが俺たちの休日であり、アップライトベースだ。



グラインドハードコアをするために公園に向かう。

俺たちは来週行われる地区予選大会に向けて左周りのモッシュサークルや、
スライド、
はたまた禁じ手と言われているツインリバーブの練習に勢を出した。




すると

「お前ら!邪魔だ!どけ!」という声が聞こえてきた。



奴らだ。

隣町のグラインドハードコアチーム『レオ・フェンダー』だ。


『レオ・フェンダー』とはグラインドハードコア業界でも1、2を争うほどの荒くれ者達であり、


特にリーダーのJCは

  • 試合中にリムショットを使う
  • 給食を食べきってないのに外で遊ぶ
  • 合唱コンクールで歌わない
  • 自分より先に童貞を捨てた奴は徹底的にいじめる


など、恐ろしいほどの悪業を重ねてきた男だ。




うちのメンバーであるヒデが口を開く

「ひろし、あいつら、やばいって。場所譲ろうぜ。」


続けてトシも

「そうだよひろし。怪我したくねーもん。」


パタも

「今日はやめとこうぜ。あいつらこの前『モズライト』の奴らをボコボコにしてたしさ!」


ヨシキ「やめよーぜ!」

タイジ「やめよーぜ!」

イッサ「やめよーぜ!」

ケン「やめよーぜ!」

シノブ「やめよーぜ!」

サダマサシ「やめよーぜ!」




総勢83000人のメンバーがやめよーぜコール。


しかしそこはプルピッキングひろし


「お前ら!!そんな弱音吐いてどーすんだよ!!」



ヒデ「ひいっ!」

トシ「ひいっ!」

パタ「ひいっ!」

ヨシキ「ひいっ!」

タイジ「ひいっ!」

イッサ「ひいっ!」

ケン「ひいっ!」

シノブ「ひいっ!」

サダマサシ「やめよーぜ!」



続けて俺は言う


「あいつらとはどっちみち地区予選大会であたるんだぞ!そんな事でいいのかよ!!」


「確かに俺だって怖いさ!リムショットを使ってくるかもしれない!」

「ショートディレイを使うかもしれない!」

「最悪、カオスパットまで使ってくるかもしれない!!」

「でもよ!!負けられない戦いってもんがあるだろ!!」





俺は言い切った。


するとどうだろう。




ヒデ「やってやろうぜ!」

トシ「怖くなんてないさ!」

パタ「やるしかないだろ!」

ヨシキ「負けられないんだよな!」

タイジ「おう!」

イッサ「おう!」

ケン「おう!」

シノブ「おう!」

サダマサシ「やめよーぜ!」




こうして82999人の仲間達が団結した。



するとレオ・フェンダーのJCが口を開く。

「殺し合い(バトル)開始だな。」





ピッピー!!!

試合開始!!!




ダッダッダッダ

相手チームの若頭『パン』が走り込んでくる。


ザッザー!!!


ぐあーっ!!




パンお得意のミディアムスケールがサダマサシに炸裂!!!!




ヒデ「サダー!」

トシ「サダー!」

パタ「サダー!」

ヨシキ「サダー!」

タイジ「サダー!」

イッサ「サダー!」

ケン「サダー!」

シノブ「サダー!」

トクミツカズオ「サダー!」



サダマサシの周りをメンバーが囲む!







そして特に何か応急処置をするわけでもなく試合は進む




その後


ファールギリギリのスクラッチや

芸術技とも呼べるインスト

そして極めつけのユニゾンなどに苦しめられたが



こちらも負けじと


ブレイクからの盛り上がり

オーバードライブをかませたテレキャスター

ダウンピッキング

そして果物ナイフなどを駆使し


見事、俺たちはレオ・フェンダーに勝利した。


苦しい戦いだった。

公園には激しい戦いを物語るオートワウの跡が色濃く残っていた。



そして俺たちは勝利の美酒に酔うため『ブルースドライバー』へ向かうのであった。


夕暮れに声が響く。












トクミツカズオ「サダー!」

 

ヴァン先生のコラムが読めるのは

 

ヒロイワマニアーナだけ!

 

次回、お楽しみに!

 

 

 

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