伝説の頭(ヘッド)に話しかけてみた

こんばんわ、ヴァンです。

 

 

 

 

いつものようにコンビニで愛蔵版の島耕作シーリズを立ち読みしながら

 

”来世は社会人になりたい”

 

と来世への期待に胸を躍らせていたら

 

コンビニの外に凄い自転車に乗ったヤンキーが現れた

  • 毒々しいカラーリング
  • ハンドルは鬼ハン
  • 三段シート
  • 無数のラッパ
  • そして当人の見た目は伝説の頭(ヘッド)翔!
伝説の頭翔 1 (少年マガジンコミックス)

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 コンビニに入ってきてオレの隣で

 

チャンプロード(現在廃刊)の読者投稿ページを熱心に読んでいる

 

トッポいというか細いヤンキーだな

 

顔も幼いし、何だか怖くなさそうだな

 

・・・ごくっ

 

オレ『・・・凄い自転車だね?』

 

翔『え・・・あ、はい!ありがとうございます!』

 

オレ『自分でやったの?』

 

翔『はい!自分でやりました!』

 

 

 

なんかいい子っ!

 

 

 

・・・ごほんっ

 

 

 

オレ『あのさ、今って授業中でしょ?サボっちゃダメだよ?』

 

やっちまった!

 

こういうヤンキーOB感を出す奴だけにはならないって決めてたのに!

 

 

 

 

 

翔『今日は土曜日なので休みです!』

 

 

 

・・・

 

 

 

オレ『そういう問題じゃねぇだろ?ケンカ売ってんの?』

 

どういう問題だよ!超絶イタい奴だ!

 

翔『え・・・あ、すみません!』

 

やべーちょーダメな大人!

 

でもなんか、

 

 

 

気持ちはいいぞ!!

 

 

 

オレ『まぁ今回は許すけどあんまナメた事を言ってんなよ?』

 

 

店員『イラッシャイマセー』

 

 

ん?もう1人、ヤンキーが入ってきた

 

しかも今回はガッチリしてる強面だぞ!

 

高宮『まさや、こいつ誰?』

 

『うーん、知らない人だよ!』

 

高宮『ふーん』

 

野生の勘が言ってる!

 

これ、カツられるな!

 

いや、そういえば甥っ子にお年玉あげてなかったからあげたと思えばカツアゲされて丁度いいし、悔しくも悲しくもないな!

 

高宮がオレを凝視する

 

高宮『あのさ、持ってる?』

 

ほらきた!!

 

オレ『え!?』

 

予想はしてたのに声が裏返る

 

高宮『いや、ライター』

 

ああ!

 

ああ!

 

ライターね!

 

あの火が出るヤツね!

 

焦ったオレを見て察したのか

 

高宮『ははは、オヤジ狩りじゃないから安心してーw』

 

誰がオヤジだ!こいつ超嫌い!

 

 

 

ってか、タバコ吸っちゃダメだろ!

 

 

 

オレ『ライターってさ・・・タバコでも吸うの?』

 

高宮『あん?悪い?で持ってるなら出せよ』

 

オレ『お兄さんタバコ吸わないから持ってないよ』

 

オレ『ちなみに無職だからお金も持ってないし、そろそろ帰らないとお母さん心配するし!帰るし!』

 

高宮『ははは、何だこいつ!ビビってんの?ウケるww』

 

『ウケる!』

 

、お前もか!

 

 

まじ、このガキ共!!!

 

絶対に先生にチクってやる!!!

 

体育の先生に怒られちゃえばいい!!!

 

高宮がサラリーマンにライター借りに外の喫煙スペースへ行ったのを確認して

 

オレ『そういえば何処の中学なの?

 

一応、小声で聞いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『小学生です!』

  

 

 

くぅー(>.<)y-~

 

 

 

喧嘩上等

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