セーブ王国
こんばんわ、ヴァンです。
埼玉県にはセーブ王国と呼ばれる地域が存在する
セーブ王国の実権は鉄道会社セーブグループが握っているが
一昔前のその支配力は絶大なものであった
筒海時代
地理や歴史に詳しい人は知ってると思うが
セーブ王国近辺にはJR鉄道が存在しない
強いて言うなら当て付けのように辺鄙な場所に作られた東所沢駅のみ
当たり前だが他全てはセーブ鉄道の駅
筒海は言った
『俺に逆らうならセーブ鉄道を使うな』
セーブ王国の国民にとって
これ以上の脅し文句はない
セーブ鉄道が使えなければ何処にも出れない
事実上、閉じ込められたのと同じ
ちなみにセーブ王国では車は禁止だ
セーブ王国に含まれるのは所沢、狭山、入間、飯能の４つの市
その中で本拠地のある所沢だけは贔屓してたと思われる
狭山、入間、飯能の国民が所沢に踏み入れる場合は
『お邪魔します！』
必ず挨拶をしなければならない
余所の人には異様と言われるが
セーブ王国では園児でも知ってる当たり前の事
なので
武蔵藤沢駅(入間)と狭山ヶ丘駅(所沢)の間の車内では
乗客一同が一斉に
『お邪魔します！』と一礼する光景が見られる
どんな子供でも
どんな不良でも
筒海に逆らってはならないのだ
挨拶の一言でさえ忘れると恐ろしい
狭山ヶ丘駅で駅員に引き摺り降ろされ
ボッコボコ
車内から一部始終を見ていたが
最後はブルーシートで覆ってから
パンッ
と銃声を浴びせて終了
セーブ王国では警察だけではなく駅員も拳銃を所持できる
ハンカチで口を押さえ悲鳴を殺す女性
その隣で強く拳を握りながら無力を嘆いたのを今でも覚えている
もちろん
中には『打倒、セーブ王国！』と立ち向かう者もいたが
金属バットにヘルメットの武装集団
セーブライオンズにことごとく打ち負かされた
あの
緒●拳も
三●義も
ハ●セン井上さえも
パッカーンと頭をカチ割られる始末
緒●も三●もハ●センも死に
自然とレジスタンスの声はオレに集まる
『四天王最後の生き残りヴァンしかいない！』
『ヴァンならセーブ王国崩壊の一撃を加えられる！』
『ビタミンＢはアルツハイマーの予防に効く！』
次第に起こるのは
ヴァッーンッ！
ヴァッーンッ！
ヴァンコールだ
オレはそんなレジスタンスを前に
『セーブ王国を崩壊させる事が出来るのはこのヴァンしかいません！』
うぉー！うぉー！
うぉー！うぉー！
鳴り響く歓声
『だが断る！』
ジョジョ好きにはたまらない名言を拝借して
事態の沈下をはかった
理由？
それは簡単
セーブ王国の次のイスが用意されていたから
何故用意されてたかは二等辺三角形や上腕二頭筋など
読者のような中卒者では理解し難い話になるので今回は避けておくが
わざわざ
血を流す事はない
筒海時代が終わり
ヴァン時代になれば
自然と平和が訪れる
それが１番ではなかろうか？
そして
ついに
記憶に新しいと思うが
筒海の逮捕
あの瞬間にプロボーラー顔負けのガッツポーズ
『しゃっ！』
ヴァン時代の到来です！
今日も
武蔵藤沢駅(入間)と狭山ヶ丘駅(所沢)の間の車内で響き渡る
『ヴァン様、お邪魔します！』
- provided courtesy of iTunes
