昭和の残党

こんばんわ、ヴァンです。

 

 

 

今日はコンビニのバイト初日

 

仕事を教えてくれるのは

 

木崎『私は木崎、43歳の独身です』

 

恐らくリストラ組だろう

 

木崎『あ、リストラ組だと思ったでしょ?』

 

お、凄い勘

 

木崎『独身だけに読心術には長けてるってね!』

 

あのさ

 

悪いけど

 

そういうの

 

嫌いなんだよね

 

どうせ

 

新人に早く職場に慣れてもらおうと無理に明るく振る舞ってるんでしょ?

 

店長に教育係を任命されて妙にやる気出しちゃってるんでしょ?

 

オレ『木崎さんって面白いですねー

 

棒読みで言ってやった

 

皮肉とも気付かずご満悦

 

 

 

木崎『ちなみにこの辺のスーパーで売上が1番良いのはこの店ではないけど何故だかわかる?』

 

いきなり何言ってるんだ

 

木崎『実はおじさんにもわからない、それを一緒に見つけないか?』

 

申し訳ないけど気持ちの温度差感じないの?

 

木崎『宝探しと思えば仕事も楽しく感じるでしょ?』

 

完全に夢見心地

 

 

 

オレ『あの、自分わかります』

 

 

木崎『え?』

 

 

オレ『この辺のスーパーで売上が1番良いのが何故この店ではないのか、わかります』

 

 

木崎『・・・それなら教えてくれますか?』

 

 

ちょっぴりプンプンな木崎さんに言ってやった

 

 

オレ『この辺のスーパーで売上が1番良いのが何故この店ではないのか、それはこの店がスーパーではなくコンビニだからです』

 

 

 

たまにいるんだよ

 

スーパーとコンビニの違いがわからない昭和の残党

 

 

 

木崎『どうせすぐに打ち解けて飲み会とか行っちゃうんでしょ?

 

は?

 

木崎『そこで意気投合した女のコと後日デートしちゃうんでしょ?

 

急にどうした?

 

木崎『そういう若者のノリって最高にウザいからー!

 

何かのスイッチがONになってしまった

 

 

 

それから暫くは新人教育を放棄して愚痴

 

そのほとんどが若者に対する憧れ羨ましさから

 

最終的には本音になっちゃって

 

木崎『男は硬派であるべきって思ってるけど1度は合コン味わいたいよ!』

 

 

 

聞いてたら可哀想に思い

 

つい

 

オレ『わかりました、それならセッティング任して下さい』

 

 

木崎『それってまさか!』

 

 

オレ『はい、合コンしましょう』

 

 

木崎『ありがとうございます、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新しい背広購入しますね!

 

 

背広!?

 

もうその考えが昭和の残党!

 

 

 

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